公演情報
公演内容
人形浄瑠璃 文楽 × 講談 × 現代美術プロジェクションマッピング
中之島文楽2025「曽根崎心中」 近松門左衛門=作
300年たっても切なすぎる禁断の恋、リアルより濃い。
〈講談〉
大坂三十三ヶ所観音めぐり(おおさかさんじゅうさんかしょかんのんめぐり)
生玉社前の段(いくたましゃぜんのだん)
〈文楽〉野澤松之輔 脚色・作曲
天満屋の段(てんまやのだん)
天神森の段(てんじんのもりのだん)(振付 沢村龍之介)
〈幕前トーク〉文楽座技芸員が幕前でみどころを紹介します。 ※出演者は当日のお楽しみ
◎字幕スーパー(現代語訳・英訳)があります。公演当日、スマートフォンとイヤホンをご持参いただくと、文楽の見どころや物語の解説(日本語・英語)を音声ガイドでお楽しみいただけます。
◎終演後、フォトセッションタイムあり。
◎都合により出演者や演目を変更する場合があります。
【主な出演者】
太夫 豊竹藤太夫・竹本織太夫
三味線 鶴澤燕三・鶴澤藤蔵
人形 吉田玉男(人間国宝)・吉田一輔
囃子 望月太明藏社中
講談 旭堂南海
美術 谷原菜摘子
【主な出演者】
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太夫 豊竹藤太夫 |
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太夫 竹本織太夫 |
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三味線 鶴澤燕三 |
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三味線 鶴澤藤蔵 |
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人形 吉田玉男(人間国宝) |
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人形 吉田一輔 |
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講談 旭堂南海 |
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美術 谷原菜摘子 |
あらすじ
大坂三十三ヶ所観音めぐり(おおさかさんじゅうさんかしょかんのんめぐり)
江戸時代中期、大坂では恋に悩む娘たちの間で、観音様に願いを届けようと「大坂三十三所観音めぐり」をする信仰が人気でした。天満屋の遊女お初もその一人。恋の苦しみや将来への迷いを胸に抱きながらも、祈りを捧げ続けるお初の姿は、まるで自らの心を洗い清めるかのようです。そのひたむきな姿に、恋と信仰が重なり合う切なる祈りの物語の始まりです。
生玉社前の段(いくたましゃぜんのだん)
遊女・お初の想い人は、醤油店平野屋の手代をしている徳兵衛です。今日も待ち合わせの場所で徳兵衛を待つお初。相思相愛の二人を置いて周りの大人たちは徳兵衛に別の女性との縁談を進めています。お初の前でその縁談を断ることを決意する徳兵衛は金銭面の問題を以前、友人の九平次に貸した金で解決しようと考えていた矢先、その九平次に出くわします。返金を迫る徳兵衛に、九平次は、知らないふりするだけでなく偽証文で友人を脅したと大勢の前で徳兵衛を貶める始末。縁談解消の見通しも立たず、お初との未来も失い途方に暮れる徳兵衛です。
天満屋の段(てんまやのだん)
お初は、徳兵衛が友人の九平次にだまされ悪い噂まで立てられていると知り、悲しみに沈みます。そんな夜、人目を避けて徳兵衛がやってきます。お初は彼を縁の下に隠します。そうとは知らずに九平次がやって来て徳兵衛をけなしてお初に近づこうとします。縁の下では徳兵衛が怒り心頭。お初は足でそんな徳兵衛を押さえます。「もはや二人の取るべき道は一つ」無言でお互いの覚悟を確かめ合うお初と徳兵衛。夜遅く、誰にも気づかれないよう手を取り合って店を出ていきます。
天神森の段(てんじんのもりのだん)
心中を決めた徳兵衛とお初は、来世で一緒になろうと誓い合い天神森に向かいます。夜の森でお初は徳兵衛に冥途への旅立ちを促します。刃を抜いて死への恐怖に怯える徳兵衛。読経が遠くに聞こえる中、徳兵衛の渾身の一突きはお初の命を絶ち、次にその刃を自らに…つらく切なく、美しく心に残る、永遠の愛を描いた物語のクライマックスです。
日時
2025年
8/30[土]13:00(開場12:30) / 17:00(開場16:30)
8/31[日]13:00(開場12:30)
会場
〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-27
◎ Osaka Metro御堂筋線・京阪電車京阪本線「淀屋橋」駅1号出口
◎ Osaka Metro堺筋線・京阪電車京阪本線「北浜」駅26号出口
◎ 京阪電車中之島線「なにわ橋」駅1号出口
料金[全席指定]
一般:前売2,500円/当日3,000円
高校生以下:前売500円/当日700円〈当日要学生証〉 ※未就学児入場不可
一般発売日=2025年7月26日[土]
[チケット取扱い]
チケットぴあ
セブン‐イレブン店頭(Pコード:535‐463)
ローソンチケット
ローソン・ミニストップ店頭(Lコード:56335)
主催 / 他
主催=大阪市 / 文楽を中心とした古典芸能振興事業実行委員会(大阪市、公益財団法人 文楽協会)
企画運営=伝統芸能創出事業体(一般社団法人日本の伝統芸能、一般社団法人アーツインテグレート)
舞台製作=関西舞台株式会社
協力=ぴあ株式会社
お問合せ
一般社団法人 アーツインテグレート
TEL 06‐6372‐6707(平日10:00–17:30)FAX 06‐6372‐3691